6月3日、浙江省科学技術庁は『2024年全省重点実験室認定結果の公表に関する通知』を発表しました。維科技術は共同設立機関として申請した「全省特殊電池材料と技術重点実験室」が、全省重点実験室リストに選出されました。

浙江省重点実験室は、浙江省の科学技術イノベーションシステムを構成する重要要素であり、国家戦略を支えるとともに、浙江省の科技革新と産業発展の策源地となることを目指すハイレベルな研究プラットフォームです。今回、維科技術が共同で設立に参画した当該実験室は、特殊電池材料や新型電池技術などの重要分野に集中し、先端技術の研究開発と産学研の深い融合の推進を目指します。

当社はナトリウム電池技術の研究開発と産業化応用の展開を加速し、層状酸化物、ポリアニオンなどの主流技術路線において著しい進展を達成、性能指標は業界を率先しています。2024年にはナトリウム電池の出荷量および蓄電用ナトリウム電池の出荷量の両部門で首位を獲得（SPIRデータ）、さらに国内で初めて公開入札が実施された100MWh級ナトリウム電池蓄電プロジェクトにおける単独セル供給企業に選定され、同分野における当社の指導的立場を確固たるものとしました。

当社は、広発100MW/200MWhナトリウム電池蓄電所、内モンゴル可鎮2.5MW/10MWhナトリウム電池蓄電所、連雲港市能源集团1MW/2MWh蓄電プロジェクトなど、数多くの実証プロジェクトを通じて、ナトリウム電池蓄電の大規模応用を強力に推進してきました。これにより、研究開発から大規模納入に至るまでの全工程における中核的な競争力が実証されています。

  今回、当社が省重点実験室に選定されたことは、新型電池材料・技術分野における研究開発とイノベーションへの取り組み、並びに業界からの高い評価が改めて実証される結果となりました。今後も産業の最先端技術に注力し、重点実験室が有する研究開発の戦略的基盤を最大限に活用するとともに、温州大学をはじめとする学術機関と連携し、先端技術の革新と産学連携を推進してまいります。これにより、新たな成長エンジンの発展をけん引し、新型電池分野における競争優位性とリーダーシップのさらなる強化を図ります。